ISO14001とは?




□

「ISO」とは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略称です。

ISOは、1947年に設立された世界共通の規格等の認定を行うスイス民法に基づく民間の組織であり、「商品とサービスの国際的な交換を容易にし、知識、科学、技術、経済に関する活動において、国際的な交流を助長するため、国際的な規模の標準化とこれに関する様々な活動を発展、促進すること」という目的のもとに、これまでに約1万件近くもの規格を発行してきました。この規格を大別すると、フィルムの感度のような「製品の規格」と、「経営管理組織や管理制度に関する規格」があり、後者に関する規格はISO9000とISO14000シリーズの二つとなります。

ISO14000シリーズ作成の経緯は、1992年に開催された地球環境サミットに向け、「持続可能な発展のための産業会議(BCSD)」が国連環境開発会議(UNCED)への提言を議論する中で、環境パフォーマンスの国際規格が必要とされ、ISOにその検討を要請したことに始まります。

ISOではこの要請を受け、国際電気標準会議(IEC)とともに、環境戦略諮問会議(SAGE)を設置して検討した結果、ISOの理事会に環境管理に関する規格を作成する専門の技術委員会(TC)の設置を勧告しました。その結果、1993年に環境管理に関する専門の技術委員会(TC207)が設置され、6つの分科会を作って、各国の専門家が「環境に関するツールとシステムの標準化」のための検討を行うことになりました。これらの規格群の中核をなす規格が、ISO14001(環境マネジメントシステム)です。


ISOチャート


ISO14001には、企業活動、製品及びサービスの環境負荷の低減といった環境パフォーマンスの改善を実施する仕組みが継続的に改善されるシステム[環境マネジメントシステム(EMS:EnvironmentalManagementSystem)]を構築するための要求事項が規定されています。

具体的な活動内容としては、まず組織の最高経営層が環境方針を立て、その実現のために計画(Plan)し、それを実施及び運用(Do)し、その結果を点検及び是正(Check)し、もし不都合があったならそれを見直し(Action)、再度計画を立てるというシステム(PDCAサイクル)を構築し、このシステムを継続的に実施することによって、環境負荷の低減や、事故の未然防止が行われるものです。

ISO14001は、組織が規格に適合した環境マネジメントシステムを構築していることを自己適合宣言するため、又は第三者機関の認証(審査登録)取得のために用いられます。(審査登録制度)

ISO14001に基づき環境マネジメントシステムを構築し、認証を取得することによって、組織は、自らが環境配慮へ自主的・積極的に取り組んでいることを有効に社会に示すことが可能となります。
(ISO14001の定義より抜粋・一部要約)

□


[Back]